こだわり
建物の老朽化や地震倒壊への不安から建替えのご相談でした。
敷地の制限などから建替えではなく耐震補強することになりました。
介護の必要なお母様と住むための生活動線を意識した間取りとして、お母様の部屋から水回り(トイレ・浴室・洗面・洗濯・キッチン)へは、お母様がひとりで歩いて移動できる最短距離に配慮。トイレや浴室の建具は2連引き戸にして間口を広く介助をしやすくしました。不自由ながらも出来ることは自分で行えるように、ケアマネージャーさんと一緒に手すりなどの位置を確認。住宅密集地ですが、隣家との目線をはずしながらも、太陽光は取り込めるよう窓の配置を工夫しました。
ダイニングからお母様のお部屋はストレートな動線で、食後にテレビを見たり一緒に過ごせるリビングも兼ねていて、コンパクトだからこそ手の届く距離で快適な動線のお住まいになりました。「明るくて快適です」とK様。